*greensleaves*のエッセンス日記


 (グリーンスリーブス)   スピリチュアルなこと、家族とのことを、心で感じたままに綴ってます。家族でBUMP好き♪
by greensleaves
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ:*好きなモノ( 105 )

明後日は

ひかり復帰ライブがあります。

すっかりやる気モードになってきました。
来月は老舗の渋谷ラ・ママでも決まりました。
実は私が23年前、初ライブをやった箱です。
その時娘はお腹の中で、危うく流産しそうでしたが(笑)
ライブが終わって2週間入院しました。

偶然にもそこでやれるとはビックリで、娘も驚いています。
あんなに嫌がっていた発声練習もして、
声が楽に出せるようになったって言ってました。(って今更ながらですが(汗))

詳細↓

★日時:3.18(木)
★場所:ライブハウス 渋谷HOME
渋谷区渋谷 1-10-7 グローリア宮益坂III B1F03-5774-5822


★SPECIAL THANKS
★act:
永崎翔
日野章吾 (忘レ敵)
野坂ひかり
曽根田信一

open/start:19:00/19:30
advance/door:2000yen/2500yen(+1drink)

※出演時間2番目20:10-20:40

ひかりのHP
よろしければぜひ来てください♪
[PR]
by greensleaves | 2010-03-17 10:28 | *好きなモノ

配役決定!

今日バレエに振替レッスン
発表会の演目が張り出されていました。
『眠りの森の美女』デス。
実は3回目で、前回乳母役をやりました。

今回の役は『森の精』
けっして森の妖怪ではありませぬ。。
(コロポックルだったりしてね、ひろりん!)
新国立劇場予科生のAちゃんがオーロラ姫で、
私たちは森の中にいるオーロラ姫のバックで踊る
妖精の役だよ。

初ポアントです♪
このためにポアントクラスを受けたり、
月曜クラスに行ったりしたので、超ウレシイ。
12年目にして、初デス。

発表会は9月5日で、あと半年後ですが、
今から3キロ減量目標で、がんばりまーす!!!
[PR]
by greensleaves | 2010-02-25 18:24 | *好きなモノ

『Heal The World』の歌を歌う

先週の金曜日に白金台の八芳園イベントで歌ってきました♪
楽しかった~
今年はいろんなところでこの歌を歌います。

てことで
今度はピアノの発表会で先生のピアノで歌わせてもらいます。

4月10日(土)1時半~
国立楽器音楽の森ホール

せっかくなので、歌詞を載せますね~
(Excelをコピーして貼り付けたので上手くできてませんが)



『Heal The World』      Michael Jackson

There's a place in your heart 君の心の中にある ひとつの空間
And I know that it is love それは愛 僕にはわかる
And this place could be much その空間は 明日という日よりも
Brighter than tomorrow もっと輝かせることができるんだ

And if you really try もし君が 本当にその気になれば
You'll find there's no need to cry 泣かなくてもいいことが わかる
In this place you'll feel  その空間に行けば 感じられる
There's no hurt or sorrow 痛みも悲しみも ないのだと

There are ways to get there そこに行く方法は いくつもある
If you care enough for the living もし君に 生き物への愛があるのなら
Make a little space そのために 心を割こう
Make a better place  世界を もっと良いものにしていlこう

☆  Heal the world  世界を癒そう
    Make it a better place もっとすばらしい場所にしよう
    For you and for me 君のために 僕のために
    And the entire human race そして すべての人類のために

☆☆ There are people dying 今死にかけている人々がいる
   If you care enough for the living もし君が生き物への愛があるのなら
    Make a better place  世界をもっと良いものにしていこう
   For you and for me  君のために 僕のために


If you want to know why なぜかと言えば
There's a love that cannot lie ごまかすことのできない 愛があるから
Love is strong 愛とは 強靭なもの
It only cares of joyful giving 与えることの喜びだけを 大事にする

If we try we shall see やってみれば それがわかる
In this bliss we cannot その喜びの中にいると
feel fear or dread  恐れも不安もない
We stop existing and start living 惰性で生きるのをやめ 真剣に生き始めると

Then it feels that always 感じるようになる どんなときも
Love's enough for us growing 愛があれば 成長できるのだということを
Make a better world   世界をもっと良いものにしていこう
Make a better world すばらしいものにしていこう

☆ + ☆☆ くりかえし

And the dream we were conceived in そうすれば 僕たちを生み出した夢が
Will reveal a joyful face 喜びあふれる姿を見せてくれ
And the world we once believed in その昔 信じていた世界が
Will shine again in grace 再び 神の恵みに輝き始めるだろう

Then why do we keep strangling life なのになぜ 命を締めつけ
Wound this earth crucify it's soul 地球を損ない その魂を十字架にかけるのか
Though it's plain to see 世界が無上のものであることは明らかなのに
this world is heavenly
Be God's glow 神の光になろう

We could fly so high 僕らは高く飛べるんだ
Let our spirits never die 僕らの精神を枯らさないようにしよう
In my heart 僕の心の中では
I feel you are all my brothers 君たち みんな 僕の兄弟
       
Create a world with no fear  恐怖のない世界を創り出そう
Together we cry happy tears  いっしょに 幸せの涙を流そう
See the nation turn their swords 国家が 剣を農具に変えるのを
Into plowshares   見とどけよう

We could really get there 本当に そうなることができるんだ
If you care enough for the living   もし君に 生き物への愛があるのなら
Make a little space そのために 心を割こう
Make a better place  世界を もっと良いものにしていlこう
          
☆ + ☆☆ くりかえし

     
★  Heal the world 
    Make it a better place
    For you and for me
    And the entire human race
   
★★ There are people dying
   If you care enough for the living
   Make a better place
   For you and for me 
                           
★ + ★★  くりかえし
                      
★★ + ★★ くりかえし 

You and for me 
You and for me
  ………

Heal the world we lived in
Save it for our children
  ………

 
訳:ゆうこ【You Tube動画で憶えてみよう英語の歌】
   http://dogaeigo.blog118.fc2.com/blog-entry-113.html
[PR]
by greensleaves | 2010-02-15 22:20 | *好きなモノ

新月(ブルームーン)

久しぶりの日記です。
今年になって初めての新月は、ブルームーン
月に満月が2回あるときのことを言うらしいです。

16:11から新月になりました。
もう初詣でお参りはされているようですが、
新月ではお願いは2個から10個までできるので、どうぞ気兼ねなく
お祈りしてくださいね。

私は仕事運を頼みます。
が…

どうやら恋愛運にもっていかれるのか~
なんていろんなところで言われているので、
今まで気にも留めなかった男性にも関わっていくようにいたします。

なんて言っても、その気はないんですがね。

そうそう、新月のことですが、
新月になってから8時間が一番エネルギーが強いので、
今日中のほうがよさそうですね。
間に合わなくても、48時間以内なら大丈夫。
日曜日の夕方までです。

何もしないよりも、とにかく一度試してください。
私は2年前から始めたのですが、
そのころのお願いはすべて叶いましたよ~

やりかたは簡単。
自分にとっての心から願い事を2個から10個まで
紙か手帳に書いて、そのお願い事に執着しない、だけ。

ではこれから書きますね♪
[PR]
by greensleaves | 2010-01-15 18:02 | *好きなモノ

忘年会 続き

前回の続き…

余興の歌の企画をして
スゴク予定通り物事が進んでいったのには驚きましたが
結局伴奏が無かったらできない、ということで

諦めました。
そして家に帰って前日から用意しておいた余興のコスプレ一式をもって
いつものダンススタジオに行きました。
30分前に集合して一回くらいは練習ができるだろう
という予想に反して一人は来ないし
早く練習練習、と言っても
リーダーさんのやることがあってまったく進まず、
どんどん人が集まってきてしまって
結局できずに忘年会の集合時間になってしまいました。

それならCDも見に行けたのにな~
と少し残念がっていたら…

司会進行役のマイミクのあさんが颯爽と現れ
マイクを用意出してくれました。
音源がないので、できないことを話したら…
「せっかくマイクを持ってきたし自分がギターを弾いてやるよ!」
ってことになって予定通りやることになりました。

最初に設定をすると、アクシデントがあっても
最終的にはことが運ぶものですね~
良い勉強になりました。

練習もせずに挑んだ歌でしたが、自分では楽しくやれて
自我の部分がすんごく満足したようで、
その後のほかの人の余興でも
ず~っとバックダンサーもどきで踊っていました。

なぜ歌いたかったのか…は
ただ人前で歌いたかった、ということだったみたいでした。
小さいころから人前でいろんなことをしたから、
それをまたやってみたかったのでしょうね。

もう一つの余興は…
練習をしてないので、余興のテープ
(MDではなくカセットで完全にアナログ世代)が
頭だしをしていなくて、長いこと待たされたという
ハプニングもあり、だれた感も拭えませんが
とりあえず楽しんで、笑顔いっぱいで終了!
お疲れ様でした!
そこでものあさんが場を繋いでくれて、
本当に感謝です。
来年の忘年会は、役割分担して段取りよく進める、という
課題もわかったし。

その夜は2時まで(7時ころから始まって7時間!)
超長丁場の忘年会は終わりました。
あとは来年の発表会に向けて、どのように
自分を高めていくか、が勝負です。

あぁ、楽しかった~♪
っていうことだけが残った忘年会でした。

長い日記にお付き合いくださったかた、ありがとう。
明日(もう今日だけど)は最後の締めくくり日記が
書けたらいいな
[PR]
by greensleaves | 2009-12-31 03:13 | *好きなモノ

バレエダンス忘年会!

昨日はバレエとダンスを11年(!)習っている
Fダンスアカデミーの忘年会でした。

毎年恒例の余興の練習に、11月から毎金曜日は
遅くまで練習した成果を見せるのですが…

実は前日から余興のとは別に
歌をものすごーく歌いたくなって
でも余興だからうまく歌うことを考えるより
楽しまないと…
バックダンサーはTちゃんが
どんな曲に合せても楽しく踊れるのでクリアー♪
なんせ、余興では8人もが出るから、
目立ちたいTちゃんは物足りないからねー。

曲は歌詞を覚えているものを考えていたら
あの曲しかない。
それをやるのに実際必要なのは

マイク、カラオケ

の準備がないとできない、と気づいて
さてどうしよう。。

家で話したらカラオケは明日娘が探しに行ってくれる
ということになりひとまず、大丈夫。
マイクは前夜に
司会進行役でバンドをやっているWさんにメール。

これがダメだったら、諦めるしかないな。
と思っていたら、
朝メールがきて、あるから持って行くよ、とのこと。

じゃあやるしかない!
自分がやる、と決めると
どんどんいろんなことがクリアーになっていくのね。
このままきっとできるだろう、と思いました。

忘年会用の一品を作り、
神奈川県湘南台のグレース美香さんの
ことだまワークショップ』に参加するために
10時半の電車に乗りました。
(このワークショップは後日の日記に)

電車に乗っている間、Tちゃんに衣装の打ち合わせメールをして
歌でのどたばた劇をイメージトレーニング。
なんか面白くできそうになってきた♪

そして、1時半に湘南台に到着し
美しいグレース美香さんに再会♪
羽根さんとマチャミさんにワークショップに行くことを
シークレットにしていたので、
ちょボラの御礼を言えて(ほんとに言ったのか??)
よかった~
その時に羽根さんから
「忘年会では歌をうたうのですか?」と聞かれて即座に
「余興のダンスと歌を歌います!」と宣言しました。

そして3時半mワークショップを終え帰路に。
(とんぼ返りです。。)

肝心の娘のCDは
メールは何回送っても返ってこないので
息子に送ったら「CDは見つからなかった」とのこと…
焦りまくりましたが…
でもまだ自分ではなんとかなる、という変な自信があって。

モノレールでは予定より30分早く帰れるつもりだったのが
なぜかまた睡魔に教われ、二つ駅を乗り過ごして
引き返したらちょうど30分経ってしまい、
年末の混雑している道を急ぎ
レンタルショップに行きました。
そこでの予定時間はたったの5分。
5分で探すのは無理だし、すんごい前の曲だから
ないのでは、と思っていたら案の定
CDはなかった。。
しかもカラオケだし。。
CDショップに行くのは時間が無いし、
30分前に余興の練習があるので、
それに遅れる訳にはいかないし。。

その時点で、諦めました。
もはやこれまでか~

この続きは次回の日記で。
[PR]
by greensleaves | 2009-12-28 23:26 | *好きなモノ

最近観た映画

今まで観たくないと思っていた
『インデペンデンス・ディ』
昨日TVでやってました。
なかなか、良かった。
悪い宇宙人が出てきたけどね。
人間が一つになろうとしている、前向きな映画でした。

17日の講座の前に新宿で
『MOON WALKER』観てきました。
金曜日までだったから。
若かったょ、マイケル[m:47]
キラキラしてました。
マイケルのポストカード、3枚ゲット。
後で、写真アップしますね。

昭島でまだ『This Is It』やってます。
終わるまでにまた行こうかなぁ。
[PR]
by greensleaves | 2009-12-21 19:31 | *好きなモノ

アップダウンアップダウンアップ&期待と信頼

最近、こんなアップダウンが続いて、
でも、今日はホットになりました♪

鵠沼海岸のヒーリングスクールのアドバンスクラス。

クラスの最初にお箸のくじ引きをして当たると今月あったことを話す、
というのがあるのですが、今日は話したいことがあったので
くじが絶対に当たるように願掛けて来ました。
途中、全員に話をする機会を、とK師匠がおっしゃったので
断固くじ引きをして、私が当たるかやって欲しい、
と駄々をこねてみました(笑)
(ここの場では、何でもありなの♪)
で、結果
いつものように師匠の右隣の沙和さんが引くと
私に『当たり』でました、うれしー♪
まるで二人の共同作業!

実は、最近あった出来事は、今までK師匠に私がやってきたことの
逆をされてしまって、その時師匠から返してもらったメールを思い出して対処でき、
師匠に御礼が言いかったのでした。

あと、父親との癒したはずのインナーチャイルド発覚!
(お正月に帰省するから楽しみ♪)
テキストを半分も読まずに終了ですが、
今年の締め括りに相応しいクラスでした。

ほとんどみんなセラピストの木曜クラス生で
来年もまた続くと良いな~と思いました。
(3月に始まった時はとても逃げ出したかったのに。。)
クラス生のyossyさんには、「最初は苦手だった」とカミングアウトも出来たし。
(ある意味言いやすかったし、言っても絶対に大丈夫と信頼したから)

やっぱり落ち着くな~あの場所は。
愛をもってこの世界でやっていけば
必ず結果はついていくし、
このあたたかい仲間と創造していきたいな
と思いました。

帰りに電車の中でセラピスト沙和さんと深い話。
私がなぜ子供に連絡をして欲しい(連絡させたい)か…
期待をしているが信頼していない。
私は期待しているのか??
でも、息子からよく
「あまり僕に期待しないで。」と言われていたし。。

で、沙和さんに言われて思い出したこと。
結婚する前22歳の春?たしか寒かった…
真面目で家にいつも連絡していたのに
たまたま羽目をはずして飲みに行って夜中2時になったら
家の鍵をかけられ閉め出されたことがすごく悲しい思い出でした。

そのことでインナーチャイルドが癒されていなくて
それを自分の子供にしてしまう、ということ。

納得でした。
22歳で大人なのに信頼してもらえず、悲しい想い。
それを22歳の自分の娘にしてしまったが、それは期待で信頼してなかった。

家のこと、たとえば洗濯を干してもらうのも
いつも期待していて
やっていないとガックリしてしまって。
それを
期待しなくて信頼をする、と置き換えれば
例えやっていなくても
何か訳があったからやらなかった、と思えば良い。
と教えてもらった。
若干30代前半なのにセラピスト歴6年の沙和さん!!
スゴイです。

あ~凄く勉強になりました。
私は勉強しているつもりでも、まだまだですな。

帰りに沙和さんが
「きょうこさん(私)を信頼してるから」と言ってくれた言葉が
うれしかった…

あ、言い忘れてたけど、今日のクラスの中で沙和さん、
同じクラス生のchigusaさんの エサレン受けて、
感動的なインナーチャイルド体験されてます。
沙和さんのブログに書いてあるよ~
[PR]
by greensleaves | 2009-12-11 00:08 | *好きなモノ

『オックスフォード大学での講演』後編 ぜひ読んでください!!

続き…

わたしは、今日初めて公に講演をしています。みなさんに温かく受け入れられ、さらに話をしたいという気持ちになりました。人にはそれぞれ事情があり、その意味で、統計データが独特の意味をもつこともあります。子育てはダンスのようだと言われます。親が足を一歩踏み出すと、子どもも足を踏み出す。ですから、親が子どもたちのために再び愛を捧げるだけでは、まだ半分しか意味がないのです。子どもの側にも親を再び受け入れるよう準備しなくてはならないのです。

小さいころ、ブラックガールという名の犬を飼っていました。オオカミとレトリーバーの混血です。ブラックガールは番犬としての役目を果たさないばかりか、とても臆病で神経質で、大きな音を立てるトラックや、インディアナ州を通過する雷にもおびえていました。妹のジャネットとわたしは、ブラックガールをとてもかわいがりましたが、前の飼い主によって奪われた信頼感を取り戻すことはついにできませんでした。前の飼い主がブラックガールを虐待していたことを知っていましたが何をしたかはよくわかりません。でも何をしていようと、それが原因でブラックガールが健やかな心を失ったのは確かです。今日、多くの子どもたちは愛に飢えた子犬のようです。そのような子どもたちは親のことを考えようとしません。そのままにしておくと、独立心おう盛な子どもに育ちます。親元から離れ、去っていきます。ひどい場合は、親に恨みや怒りを抱き、その結果、親は自分のまいた種で、自らの首を絞めることになるでしょう。

このような過ちは今日ここにいるだれにもおかして欲しくありません。ですから、自分が愛されていないと感じても親を許すよう、世界中の子どもたちに呼びかけているのです。今日ここにいる人からはじめましょう。許してあげてください。もう一度愛する方法を親たちに教えてあげてください。わたしにはのんびりとした子ども時代がなかったと聞いて、驚く人はいないでしょう。父とわたしとの間の重圧や緊張は、よく取り上げられます。父は厳しい人で、小さいころから私たち兄弟がすばらしいアーティストになるよう強要しました。父は愛情を示すのが苦手で、まともに愛していると言われたことは一度もありませんし、褒められたこともありません。ステージで成功をおさめても、まあまあだとしか言ってくれませんでした。

そしてまあまあのステージなら、父は何も言いませんでした。父は何も増して、わたしたちが仕事上成功することを望んでいるように思われました。その点における父の力はずば抜けたものでした。父にはマネージメントの才能があり、そのおかげで、わたしたち兄弟はプロとして成功しました。芸能人として訓練され、わたしは父の指導のもと、敷かれたレールから足を踏み外すことはできませんでした。

でもわたしが本当に欲しかったのは、「お父さん」です。自分を愛してくれる父親がほしかったんです。父は愛情を示してくれたことがありませんでした。目をまっすぐ見つめ好きだと言ってくれたことも、いっしょにゲームをしてくれたこともありませんでした。肩車をしてくれたことも、まくら投げをして遊んだことも、水風船をぶつけあったこともありません。でも、4歳のころ、小さなカーニバルで、父が私を抱き上げ、ポニーに乗せてくれたという記憶があります。それはちょっとしたしぐさで、おそらく5分後には、父は忘れてしまったことでしょう。しかし、その瞬間、わたしの心の特別な場所に、父への思いが焼き付けられました。子どもとはそんなもので、ちょっとした出来事がとても大きな意味をもつのです。わたしにとっても、あの一瞬がすべてとなりました。たった一回の経験でしたが、父に対して、そしてこの世の中に対していい思いを抱いたのです。

自分自身が父親となり、ある日わたしは、我が子プリンスとパリスが大きくなった時、自分がどう思われたいと考えているのか、自問しました。もちろん、自分の行くところにはいつも子どもたちを連れて行きたいし、何よりも子どもたちを優先していることを、わかってほしいと思います。しかし、あの子たちの人生に困難がつきまとっているのも事実です。パパラッチに追いかけられるので、公園や映画館にいつも一緒に行けるわけではありません。あの子たちが大きくなって、わたしを恨んだら?わたしの選んだ道があの子たちにどんな影響を与えるのでしょう?

どうして僕たちには普通の子ども時代がなかったの、と聞くでしょうか。その時、子どもたちがいい方向に解釈してくれるといいと思います。「あの特殊な状況の中で、父さんはできるだけのことをしてくれた。父さんは完璧ではなかったけど、温かで、まあまあで、ぼくたちを愛する努力をしてくれた」とあの子たちが心の中でつぶやいてくれるといいなと思うのです。

あの子たちが、あきらめざるを得なかったこと、わたしのおかした過ち、子育てを通じてこれからおかすだろう過ちを批判するのでなく、いい面、つまりわたしがあの子たちのために喜んで犠牲を払ったことに、目を向けてくれればいいと思います。 わたしたちはみな人の子で、綿密な計画を立て、努力をしても、常に過ちをおかしてしまうものなのです。それが人間なのです。このことを考える時、つまり、どんなにわたしがあの子たちに厳しく評価されたくない、いたらない面を見逃してほしいかを考える時、わたしは父のことを思わずにいられません。 子どものころ、愛されたという実感はないけれど、父がわたしを愛してくれていたに違いないと認めざるを得ないのです。父はわたしを愛し、わたしにはそれがわかっていた。愛情を示してくれたことは、ほとんどなかったけれど。

子どものころ、わたしは甘いものに目がありませんでした。 ―兄弟みんなそうでした。シロップに覆われたドーナツが大好物で、父はそのことを知っていました。数週間に一度、朝1階に下りて行くと、紙袋に詰め込まれたドーナツがキッチンカウンターに置いてあったんです ―メモも説明もなく― ドーナツだけが置いてありました。まるでサンタクロースみたいでした。 夜中まで起きていて、ドーナツが置かれるところをみようと思うこともありました。 でも、サンタクロースと同じように、二度とドーナツが置かれなくなることを恐れ、その魔法を大切にしようと思いました。父はだれかに見られないように、夜中にこっそり置かなければなりませんでした。 父は自分の中の人間的な感情におびえ、それを理解できず、どうしていいかわからなかったのです。しかし、ドーナツの件ではわかっていたようです。心の防波堤の扉を開けたままにすると、わたしの心に様々な記憶が走馬灯のようによみがえってきます。 ちょっとしたことで完全ではありませんが、その記憶は ゛父ができることをしてくれた゛ ということです。そこで今日これからは、父がしてくれなかったことに目を向けるのでなく、父がしてくれたこと、父の努力に目を向けようと思います。 そして、父を非難するのをやめようと思います。わたしは父が南部の貧しい家庭で育ったという事実に思いをはせるようになりました。

父は世界大恐慌の年に、この世に生を受けました。 わたしの祖父は家族を養うのに精いっぱいで、ほとんど愛情をしめすこともなく、子どもたちを厳しく育てました。 アメリカ南部で貧しい黒人が大人になっていくということが、みなさんにはどういうことか想像もつかないでしょう。人間としての尊厳を奪われ、望みを失い、身分の低い者として見られる世の中で、一人前になるようもがくことなのです。わたしはMTVで最初に歌った黒人アーティストです。当時でさえ、大きな出来事だったと記憶しています。それが80年代のことです。

父はインディアナ州に引っ越し、所帯をもち、たくさんの子どもたちに恵まれました。家族を養うため、製鋼所で長時間働きました。それは、肺を痛めつけ、屈辱的な気持ちにさせるような仕事でした。父が自分の感情をさらけだせなかったのも、無理もないことでした。心をかたくなにし、壁でふさいだとしても何の不思議もありませんでした。そして何よりも、自分が経験した屈辱的人生や貧困を子どもたちに味わわせないように、子どもたちが芸能人として成功するように強要したのも、当然のことでした。父の厳しさはひとつの愛情の表れだった。完璧ではないけれど確かに愛だと、わたしは感じはじめるようになったのです。

父はわたしを愛しているから、強引に背を押したのです。自分の血を分けた子どもたちが低く見られるのは嫌だったのです。時とともに、苦痛は、感謝の気持ちへ変わっていきました。怒りを感じていたところも、許せるようになってきました。復しゅうしたいと思っていたところも、折り合いをつけられるようになりました。はじめに感じていた怒りは寛容さへとゆっくり変わっていきました。10 年前になりますが、わたしは「ヒール・ザ・ワールド」(Heal the World)というチャリティー活動をはじめました。わたしは心で感じたことを、その名に託しました。よく知らなかったのですが、のちにシュムリーから、HealとWorldという単語は旧約聖書の預言の基盤となっていることを聞きました。みなさん、わたしがこの世界を、今日でさえ戦争と大虐殺に翻ろうされている世界を、本当にいやせると信じているとお思いですか?

わたしが子どもたちを本当にいやせると考えているとお思いですか?コロンバインハイスクールで起きたように、銃を持って学校へ行き、クラスメートを撃ち殺してしまうような子どもたちをいやせると考えているとお思いですか?1993年に2歳で殺害されたジェイミ・バルジャーの悲劇のように、自らを守れない幼児を殴って死に至らしめるような子どもたちをいやせると考えているとお思いですか? ―わたしはもちろん、そう思っています。そうでなければ、今晩ここに来ていないでしょう。すべては許すことからはじまるのです。世界をいやすためには、まず自分自身をいやさなくてはならないからです。子どもたちをいやすためには、まず子どもたちの心の中をいやさなくてはなりません。どの子どもたちも同じです。

わたしは、このままでは完璧な大人にも、無償の愛を与えられる親にもなり得ないことがわかり、子ども時代のつらい記憶の扉を閉めました。みなさんにも、そうしてほしいのです。モーゼの十戒、第五の戒律(あなたの父と母を敬え)にふさわしい生き方をしましょう。親を非難するのではなく、尊敬しましょう。物事をいい方向に考えましょう。だから、私は父を許し、父を非難するのをやめようと思うのです。父を許したい。「お父さん」をほしいから。結局わたしには彼しかいないのです。わたしは過去の重荷を肩から降ろし、父との新しい関係を踏み出したいのです。過去のつらい記憶に邪魔されず、未来を築きたいのです。憎しみに満ちた世界でも、望みをもたなければなりません。

怒りに満ちた世界でも、慰めの心をもたなくてはなりません。絶望に満ちた世界でも、夢を忘れてはなりません。不信感に満ちた世界でも、信じなくてはなりません。親から傷つけられたと感じていらっしゃるみなさん、失望感を捨ててください。親にあざむかれたとお思いのみなさん、これ以上自分自身をあざむくのはやめましょう。親が邪魔だと思っているみなさん、代わりに手を差し出してください。ご両親に無償の愛を与えてください。これは、みなさんに望むことであり、自分自身に言い聞かせていることでもあります。そうすれば、親たちはわたしたち子どもから愛し方を学ぶことでしょう。そうすれば、荒れ果てた寂しい世の中に、愛が取り戻されるでしょう。シュムリーが「子どもたちの心を通じて両親の心が取り戻される時、新しい世界、新しい時代が来るだろう」という旧約聖書の預言を話してくれたことがありました。

みなさん、わたしたちがこのような世界をつくっているのです。 わたしたちがその世界に住む子どもたちなのです。インド建国の父マハトマ・ガンジーが言いました。 「弱者は人を許すことができない。許すことは強さの裏返しである」 さあ、強くなりましょう。そして、壊れた関係を修復するために、立ち上がりましょう。子ども時代に受けた傷が人生にどんな影響を与えようとも、乗り越えなければなりません。ジェシー・ジャクソン(民主党候補として大統領選に出馬した黒人牧師)の言葉にあるよう、互いに許し合い、互いに助け合い、そして前へ進みましょう。許し合うことだけでは、涙に暮れる世の中は終わらないかもしれません。しかし、多くの子どもたちが親との関係を修復することが、少なくとも新たな出発点となるのです。結果として、わたしたちみんな、もっと幸せになるでしょう。みなさん、信仰、喜び、興奮をもって、わたしの話を締めくくりたいと思います。

今日から、新しい歌が聞こえてきますように。
その歌を子どもたちの笑い声に。
その歌を子どもたちの遊ぶ声に。
その歌を子どもたちの歌声にしよう。
そして、大人たちは耳を傾けよう。

子どもたちのもつ力に驚き、愛の美しさに浸り、ともに、心のシンフォニーを創りだそう。

世界をいやし、痛みを取り去ろう。そして、ともにみんなで美しいメロディーを奏でられますように。

神の恵みがありますように。“I love you”。

元記事はこちら 
[PR]
by greensleaves | 2009-12-03 19:20 | *好きなモノ

『オックスフォード大学での講演』前編 ぜひ読んでください!!

mixiでMARIAはるなGAEDEさんの日記で知りました。
ぜひ読んでください!!!!素晴らしいです。

≪イントロダクション≫
愛されない子どもたちに手を差し伸べよう。大人は子どものことをもっと優先して考えよう―。これはマイケル・ジャクソンと、彼が社会に広めようと設立した「ヒール・ザ・キッズ」(Heal The Kids)の核となるメッセージである。この思いをより多くの人に伝えようと、マイケルはまず数々の講演活動を企画した。マイケルは、この団体をいっしょにはじめた友人、シュムリー・ボテツ師とともに、著名人や専門家たちを招き、教育問題について話し合った。これら一連の活動はニューヨークのカーネギーホールにはじまり、ネバーランド・ランチでの会議で幕を閉じた。2001年3月6日、古き伝統を持つイギリス・オックスフォード大学において、マイケル自身初となる講演は、そのハイライトを迎えた。

≪オックスフォード大学での講演(2001年3月6日)≫
みなさんの熱烈な歓迎に心から感謝します。オックスフォード大学の学長殿、本日はお招きいただき光栄に思います。そして、ここオックスフォード大学で11年間ラビとして従事しているシュムリー師に特別に感謝の意を表します。「ヒール・ザ・キッズ」をともに苦労して設立した彼とは、子どもらしさとは何か、という内容の本の共同執筆もしました。すべての活動を通じ、わたしを支えてくれているかけがえのない友人です。そして、「ヒール・ザ・キッズ」のディレクター、トバ・フリードマンにも感謝の意を表します。彼女はここオックスフォードの卒業生で、マーシャルの研究をしていたそうです。そして、もう一人の中心のメンバー、マリリン・ピールスにも感謝を表します。

以前、マザー・テレサ、アルバート・アインシュタイン、ロナルド・レーガン、ロバート・ケネディー、マルコムXといった著名な方々が講義されたこの会場で、これからお話できることを喜ばしく思います、セサミストリートのマペット、カエルのカーミットもこの場に立ったと聞いています。「ここに立つのに青いっていうのは大変なことさ(まだ青二才、未熟者なので)」というカーミットの気持ちがよくわかります。カーミットもわたしと同様、この場に上がるのに緊張したことでしょう。オックスフォード大学は偉大な哲学者や科学者だけでなく、JRR トールキン (「指輪物語」の作者)からCS ルイス (「ナルニア物語」の作者)に至る、才能に満ちあふれた著名な児童文学作家たちも送り出してきました。

今日、わたしはクライスト・チャーチ (Christ Church) のダイニングホールの中を歩き、ステンドグラスの窓に描かれたルイス・キャロルの不朽の名作「不思議の国のアリス」を鑑賞しました。子どもたちの大好きなアメリカの児童文学者ドクター・スースの絵もありました。彼は世界中の多くの子どもたちの想像力を養うすばらしい作品を生み続けています。まずわたしが、今夜みなさんの前でお話させていただけるようになったわけからはじめましょう。

わたしにはこのホールで講演してきた有名な方々のように、専門知識があるとは言えません。彼が、ムーンウォークの名手とは呼べないのと同じです。――中でもアインシュタインはとても下手だったと聞いています。しかし、わたしは人よりも、多くの場所へ赴き、いろいろな文化に触れてきました。人の知識は書物から得られたものだけでなく、心に描かれ、魂に彫り込まれ、精神に刻み込まれたものからつくられます。わたしは比較的短い間に、多くの体験をしてきたため自分がまだ42歳であるのが信じられません。時々シュムリーにも言うのですが、精神年齢は80歳には達していると思います――。今夜は80歳のように歩くことさえできます。ですから、今晩はわたしの話におつきあいください。今日ここでお話することが、人々の心、そして地球をもいやせるかもしれません。神の恵みによって、幸運にも、わたしは人生の早い時期にアーティストとして、プロとしてのたくさんの夢をかなえることができました、しかし皆さん、このような実績だけで、自分自身を語ることはできません。5歳の少年は観客の前で『ロッキン・ロビン』や『ベンのテーマ』を元気に歌っていましたが、実際、笑顔の裏側にある少年の本当の心を表してはいなかったのです。

今夜わたしは、ポップの聖像(この意味はともかく)としてでなく、同世代、つまりもう子どもではない世代の聖像として、ここに立っています。私たちはみな、幼児期の産物です。子ども時代は、人格形成に大きく影響します。でも、わたしにはすばらしい子ども時代はありませんでした。両親や周りの大人からの愛情を一身に浴び、最大の心配事といえば月曜日の朝のスペリングテストしかないような、夢中になって遊べるはずの貴重な時期を過ごさずに来てしまいました。

ジャクソン・ファイブをご存じの方は、わたしが若干5歳という年齢でデビューしたことをご存じでしょう。それ以来、歌い、踊り続けています。ステージに立っている時や音楽を作り出している時は確かに大きな喜びで満たされていましたが、小さいころのわたしはそれよりも何よりも普通の少年でいたかったのです。木の上に家を作ったり、水風船をぶつけっこしたり、友だちとかくれんぼしたりしたかったのです。

でも、これはわたしの運命で、周りで遊んでいる子どもたちの笑い声をうらやむことしかできませんでした。わたしのプロとしての人生に、息抜きなどありませんでした。でも、毎週日曜日、「エホバの証人」の行うパイオニアリングと呼ばれる布教活動に通ったものです。ほかの子どもたちがどう過ごしているのかを間近に見て、子ども時代の魅力を知ったのはその時でした。わたしはすでに顔が知れわたっていましたから、大きめの服、かつら、あごひげ、眼鏡で変装し、南カリフォルニアの郊外で家を一軒一軒訪ねたり、ショッピングモールを歩き回ったりして、『ものみの塔』という機関誌を配布しました。わたしは普通の家を訪ね、ふかふかのラグやアームチェアの上で、子どもたちがモノポリーゲームをして遊んだり、おばあちゃんが孫を面倒を見たりするような日常生活のすばらしく平凡な、輝く光景を見るのが大好きでした。そんなたいしたことじゃないじゃないか、と思われるのは知っています。でも、わたしにとっては、とても魅力的なことでした。普通の子ども時代を過ごしてこなかったのは自分だけだと思ったものです。この思いをわかってくれるのは、実際ほんの一握りの人だけだと信じていました。

最近、シャーリー・テンプル・ブラックにお会いしました。1930、40年代に活躍した子役スターです。最初はお互い言葉を交わしませんでした。ただいっしょに涙を流しました。シャーリーはごく親しい友人、エリザベス・テイラーやマコーレ・カルキンにしかわからないような心の痛みをわかってくれたのです。みなさんの同情を買うために、この話をしたのではありません。わたしが言いたいのは、子どもらしくない幼児期を過ごしているのは、ハリウッドの子役たちだけではないということです。今日、それは世界共通の不幸であり、世界的規模の悲劇です。現代では、子ども時代が悲惨な状況になってきているのです。喜びを感じたことのない、権利を与えられない、自由を許されない、子どもらしさを知らないたくさんの子どもたちが生み出されているのです。

今日、子どもたちは早く大人になることを求められます。子ども時代と言われるこの期間がつらい段階であるかのように我慢し、できるだけ速やかに通過することを求められます。この点に関しては、わたしも専門家と名乗れるくらいの経験があります。わたしたちは、親子関係の断絶を目の当たりに見てきた世代です。心理学者は、無償の愛を与えられない子どもたちがどうなるのかを扱った多数の本を出しています。無償の愛を注がれず、放っておかれるために、実に多くの子どもたちが、自らの力だけで成長していかなくてはならないのです。

かつて世代間を結びつけた強力なのりがはがれるように、愛を与えられない子どもたちは、両親、祖父母、ほかの家族たちから距離を取りつつ成長しています。こうして、新しい世代――O世代と呼びましょうか――が生み出されました。O世代はX世代から、バトンを受け取りました。O世代は富も成功も、きれいな服も、かっこいい車もすべて手に入りますが、心はやるせなさで満ちた世代です。彼らの胸の空洞、心の底に広がる荒野、中心にぽっかりあいた空間も、かつては鼓動や愛で満たされていたはずです。そして、苦しんでいるのは子どもだけではありません。大人も同じです。子どもの体をした小さな大人を育てようと努力すればするほど、大人の中の子どもらしさも失われていきます。大人の生活にも、子ども的な部分を必要とする場合がたくさんあるのです。

みなさん、愛は家族にとって、最も貴重な財産であり、豊かな遺産であり、黄金の贈り物です。世代から世代へと受け継がれていく宝です。昔の人たちには、今わたしたちが手にしているような豊かさはなかったかもしれません。家には電気も通らず、セントラルヒーティングのない小さな家にたくさんの子どもたちがひしめきあって暮らしていたことでしょう。しかし、家は暗くも寒くもありませんでした。愛の輝きで部屋をともし、温かい心で部屋を暖めました。富や地位という欲に毒されていない大人たちは、生活の中で子どもたちのことを最優先に考えたのです。

みなさんご存じのように、イギリスとアメリカは、第3代大統領トーマス・ジェファーソンの起草した独立宣言の「譲渡され得ない権利」――生命・自由・幸福の追求――をめぐり争っていました。2カ国がジェファーソン大統領の主張をめぐり争う中、子どもたちにも「譲渡され得ない権利」があるということは論議されなかったのです。これらの権利が徐々にむしばまれていけば、世界中の子どもたちの多くが、幸福や安全を享受できなくなります。そこで、すべての家庭に児童権利法案が取り入れられることを強く望みます。条項を挙げると、

愛される権利。自ら求めずとも。   
守られる権利。どんなことがあっても。   
かけがえのない存在だと感じられる権利。何も持たずにこの世に生を受けようとも。   
話を聞いてもらえる権利。大人にはおもしろくない話でも。   
寝る前に読み聞かせをしてもらえる権利。夕方のニュースや、『イースト・エンダー』(イギリスの家族ドラマ)に時間を取られることなく。   
教育を受ける権利。学校で銃弾におびえることなく。   
かわいがられる対象となる権利 (たとえ平凡な外見だとしても)。
どの人も、自分が愛される対象であると実感することが、認識の土台、つまり意識のはじまりなのです。髪の色が赤か茶色かを知る以前に、肌の色が黒か白かを知る以前に、どんな宗教に属しているかを知る以前に、自分が愛されていることを実感できなくてはならないのです。12年ほど前、『バッド』ツアーをはじめようとしたころ、一人の少年が両親とともに、カリフォルニアの自宅を訪ねてきました。その少年はガンのため、死期が近づいていました。わたしの音楽、そしてわたしのことがどんなに好きかを語ってくれました。

少年が長くは生きられず、今すぐにでも天国に召される可能性があることを、彼の両親から聞き、わたしは彼に言いました。「ねえ、3 カ月後、君の住んでいるカンザスでコンサートをするよ。見に来てほしい。さあ、ビデオで着たこのジャケットを君にあげよう」。少年は目を輝かせて言いました。「ぼくにくれるの」。わたしは答えました。「そうだよ。でも、ツアーの時、着てくるって約束して」。わたしは少年を持ちこたえさせようとしていたのです。「ツアーの時、君がこのジャケットを着て、この手袋をはめている姿を見たいんだ」。そうわたしは言い、ラインストーンの手袋を少年にあげました。――以来、ラインストーンの手袋は二度と人にあげていません。

少年は今天国にいます。おそらく、ずっと天国に近いところにいたのでしょう。わたしがカンザスに行った時には、すでに亡くなっていました。あの手袋とジャケットを身に付けて、葬られたそうです。少年はちょうど10歳でした。少年が持ちこたえようとベストを尽くしたことは間違いありません。彼が亡くなった時、両親からだけでなく、血のつながりのないわたしからも、自分が愛されたことを実感していたことだけは確かです。わたしは彼のことが大好きでした。愛情をいっぱいに受けたことで「自分がこの世にたった一人で現れ、たった一人で去っていったのではない……」と思っていることでしょう。愛されている実感をもってこの世に生を受け、愛されている実感をもってこの世から去るなら、生きている間に起こるすべてを乗り越えられるのです。

たとえ教授に中傷されたとしても、そう感じないでしょう。上司にしいたげられようとも、へこたれないでしょう。会社の同僚に打ち負かされたとしても、成功の喜びを感じられるでしょう。

愛情を受けて育ってきた人を、心から傷つけることはできません。自分が愛される価値のある人間だという実感をもっているからです。それ以外の感情はただの包み紙のようなものです。

しかし、愛された記憶がなければ、心を満たすものを求め、世界中を探し回るようになります。

どんなにお金を稼ごうとも、どんなに有名になろうとも、まだ虚しさを感じることでしょう。

本当に探し求めているのは、無償の愛、つまりは無条件に受け入れられることです。生まれた時に、享受できなかったものなのです。

想像してみてください。ここにアメリカの典型的な1日の特徴を示すデータがあります。――6人の未成年が自殺をし、12人が銃の犠牲になっています――いいですか、これは1日当たりの数字で、年間の数ではありません。399人の子どもたちが薬物中毒で逮捕され、1,352人の赤ちゃんが10代の母親から産まれています。

これは歴史的に見ても非常に豊かな先進国で起きていることです。実際アメリカでは、ほかの先進国と比較にならないほどの暴力行為が多発しています。アメリカの若者が、心の傷や怒りを表現する方法なのです。しかし、イギリスの若者の間に、同じ痛みや苦しみがないわけではありません。調査によると、イギリスでは、1時間に3人の未成年者が、自虐行為――自ら体を傷つけたり、自らやけどをしたり、薬物を過剰に服用したり――をしているそうです。こうして彼らは、愛されない心の痛みや苦しみを乗り越えようとしているのです。イギリスでは、1年に一度しか、家族そろって夕食をとれない家庭が20%もあるそうです。1年にたったの一度ですよ!

寝る前の本の読み聞かせという貴重な時間を大切にしていますか。1980年以降の調査によると、読み聞かせをしてもらっている子どもたちは優れた教養を身につけ、学校でもいい成績を修めています。しかし、イギリスの2歳から8歳の子どものうち、毎晩本を読み聞かせてもらっているのは33%にも満たないそうです。今の親たちが子どものころには、75%が本を読み聞かせてもらっていたことを考えると、もっと深刻にとらえなくてはならないでしょう。

この心の痛み、怒り、暴力行為の原因は探るまでもありません。子どもたちは明らかに、愛してほしいと訴え、関心をもたれないことに体を震わせ、注目してほしいと叫び声をあげているのです。アメリカの様々な児童保護機関によると、毎年何百万人もの子どもたちが、放っておかれるという形の虐待の犠牲になっているそうです。

放っておかれるという形の虐待。あらゆる電化製品を完璧に備えた裕福な名声のある家庭の中で起こっています。両親が帰宅する。でも、本当にうちに帰ってきたのではない。頭の中はまだ仕事場にある。じゃあ、子どもたちは?与えられた感情のかけらで間に合わせているだけ。そして絶え間なく流れるテレビ、コンピュータ・ゲーム、ビデオから得るものは少ない。なぜわたしが自分の時間や財産の多くを「ヒール・ザ・キッズ」の活動をはじめるために費やすことにしたのか、おわかりでしょう。わたしは統計の示す悲しい数字に、魂をもぎ取られ、精神を揺さぶられたのです。私たちの活動の目標は単純です。――親子の絆を取り戻し、関係を修復し、地球の将来を担うすべての子どもたちの進む道を明るく照らすことなのです。

続く…
[PR]
by greensleaves | 2009-12-03 19:17 | *好きなモノ

検索

ファン

ブログジャンル

画像一覧